ポルトガル語で「天ぷらが美味しい」は“Tempura é uma delícia”日本語との共通点を探してみる
タイトルの通り、ポルトガル語で「天ぷらが美味しい」は“Tempura é uma delícia”と書き「テンプラ エ ウマ デリシア」と読みます。
この「天ぷら」のように、ポルトガル語と日本語では共通していると言っていいほど似ているものも存在します。
今回は、ChatGPTを使用してポルトガル語と日本語の共通する言葉やその所以を調べてみます。
言葉は世界中にいくつもありますが、このような意外な共通点があることも面白いですね。
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INDEX
日本語由来のポルトガル語の例30個
ChatGPTに出力させてみます。
以下の文章(プロンプト)で、ChatGPTに聞いてみます。
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日本語由来のポルトガル語をリスト形式で30個挙げて下さい。
日本語由来のポルトガル語は、日本とポルトガルの交流の歴史を反映しています。以下に30個の例を挙げます:
- Biombo (屏風 – びょうぶ): 屏風。
- Catana (刀 – かたな): 日本刀。
- Kimonho (着物 – きもの): 着物。
- Mangá (漫画 – まんが): 漫画。
- Nanja (男爵 – なんしゃく): 男爵。
- Sakê (酒 – さけ): 日本酒。
- Sushi (寿司 – すし): 寿司。
- Sashimi (刺身 – さしみ): 刺身。
- Futon (布団 – ふとん): 布団。
- Karaoke (カラオケ): カラオケ。
- Karate (空手 – からて): 空手。
- Sumô (相撲 – すもう): 相撲。
- Judô (柔道 – じゅうどう): 柔道。
- Jujutsu (柔術 – じゅうじゅつ): 柔術。
- Kudô (空手道 – くどう): 空手道。
- Kamikaze (神風 – かみかぜ): 神風。
- Katana (刀 – かたな): 刀。
- Haikai (俳諧 – はいかい): 俳諧。
- Rikisha (人力車 – じんりきしゃ): 人力車。
- Shiatsu (指圧 – しあつ): 指圧。
- Origami (折り紙 – おりがみ): 折り紙。
- Ikebana (生け花 – いけばな): 生け花。
- Banzai (万歳 – ばんざい): 万歳。
- Yen (円 – えん): 円(日本の通貨)。
- Ramen (ラーメン): ラーメン。
- Tempura (天ぷら – てんぷら): 天ぷら。
- Teriyaki (照り焼き – てりやき): 照り焼き。
- Wasabi (わさび): ワサビ。
- Ninja (忍者 – にんじゃ): 忍者。
- Samurai (侍 – さむらい): 侍。
これらの言葉は、日本の文化や歴史がポルトガル語に与えた影響を示しています。文化交流が言語に残る形で現れるのは、非常に興味深い現象です。
ChatGPT
ポルトガル語に限らないものが多いように感じますが、あくまで一例です。
Nanjaってなんでしょうか。ChatGPTの性質上誤った回答が含まれる可能性はありますが、ミスですかね。
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ポルトガル語由来の日本語の例30個
プロンプト
日常的に使われる日本語の単語で、ポルトガル語由来のものを30個リスト形式で出力して下さい
もちろんです。日常的に使われる日本語で、ポルトガル語由来の単語を30個リストアップします。
- パン (pão) – パン
- ビードロ (vidro) – ガラス
- カステラ (castela) – スポンジケーキ
- タバコ (tabaco) – 煙草
- ボタン (botão) – ボタン
- アルコール (álcool) – アルコール
- コッペ (copo) – カップ
- シャボン (sabão) – 石鹸
- ジョロ (jorro) – ジョウロ
- マルメロ (marmelo) – マルメロ(果物)
- テンポラ (tempero) – 天ぷら
- カルモン (carma) – 宿命
- バテラ (bateira) – 小舟
- バテレイロ (bateleiro) – 船頭
- カルタ (carta) – カルタ(遊戯用紙)
- キリスト (Cristo) – キリスト
- ブランコ (branco) – 白
- フラスコ (frasco) – 瓶
- イガラッペ (igarapé) – 小川
- カンゾン (calção) – ズボン
- カピタン (capitão) – 船長
- ペレイラ (pereira) – 梨
- タンカ (tanque) – タンク
- ロッソ (rosso) – 赤
- メレンゲ (merengue) – メレンゲ
- ランタン (lanterna) – ランタン
- アマゾン (Amazonas) – アマゾン
- ジャカレ (jacaré) – ワニ
- マンガ (manga) – 果物のマンゴー
- サルサ (salsa) – ソース
これらは、日本語に取り入れられて日常生活で使われているポルトガル語由来の単語です。ポルトガル語の影響を受けた日本語の単語は、日本の文化や言語の多様性を示しています。
ChatGPT
日本語とポルトガル語で似ているものが多い理由
日本語とポルトガル語が似ている部分がある理由としては主に、歴史的な接触が早かったことが挙げられます。
歴史的な接触が早かった
16世紀半ばにポルトガル人が日本に到来したことが、2国間の接触の始まりでした。
この時期に多くのポルトガル語の単語が日本語に取り入れられ、現在でも使われているものも多くあります。
種子島(諸説あり)にポルトガル人が最初に来たのは500年ほど前の話ですが、現代まで続いている理由はその後の文化交流にあります。
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文化交流による言語の影響
日本とポルトガルの間の文化交流は、言語に大きな影響を与えました。
特に、宗教、貿易、芸術などの分野での交流が顕著で、ポルトガルの宣教師たちはキリスト教の教えを広める過程で、多くのポルトガル語の宗教用語が日本語に取り入れられました。
またいわゆる南蛮貿易では、日本とポルトガル、ひいてはヨーロッパとの文化交流の橋渡しとなり、宣教師や商人たちが日本に渡来し、言語的にも多大な影響を与えました。
ポルトガル語由来の言葉は、食べ物(「パン」「カステラ」「コンペイトウ」)、家具(「ソファー」「ヴェランダ」)、宗教用語(「アンジョ」「マリヤ」)など、私たちの身近なところまで数多く散らばっています。
また、発音面でも、ポルトガル語の「r」音が日本語の「ら」音に変化して定着するなど、直接的な音韻借用も見られます。
こうした歴史的接触が、両言語の相似性の土台を築いたのです。
江戸時代の鎖国中には「キリスト教の布教をしない」と約束したオランダ船だけが貿易を続けることができましたが、その頃にはもうポルトガル語は定着していたと考えられます。
まとめ
日本語とポルトガル語が似ている理由は、歴史的な背景や文化交流によるものです。
日本語とポルトガル語の間以外にも、言語間の繋がりを発見することは文化や歴史を学ぶ上で興味深いものです。
言語能力の非常に高いChatGPTを利用するためにはプロンプトというちょっとした一手間がかかってしまいますが、色々なプロンプトがありますので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
あと天ぷらの作り方などもプロンプトが多分あります。