GPTに4P分析を行わせるプロンプトを例文付きで紹介!(コピペOK)
4P分析とは、マーケティング戦略を立案する際に用いられる分析法です。
自社製品・サービスを「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販促)」の4つの視点から分析し、その強みやアピールポイントをマーケティング企画に活かすフレームワークです。
今回は、その4PをAIであるGPTモデルを使って実現します。
関連記事:プロンプト集「プロンプトパーク」とは?ChatGPTや他のサービスとも比較!
INDEX
4P分析プロンプト
4Pの4つのPをおさらいしましょう。下記の4つからなります。
- Product(製品):製品の品質、機能、デザイン、ブランドイメージなど、製品そのものの特徴や魅力を分析します。
- Price(価格):製品の価格設定が、ターゲット顧客のニーズや競合他社の価格とどのように比較されるか、また、製品の価値とどのように整合しているかを分析します。
- Place(流通):製品をどのように販売するか、流通経路や販売チャネルを分析します。
- Promotion(販促):製品をどのように認知・購買してもらうか、広告や宣伝、販売促進活動を分析します。
紹介にあたり、困るのが実在しない企業やサービスで行わなければならないという事です。
ということでダミーデータでの検証となります。
「何も考えたくない時にChatGPTにダミーデータを作成させるプロンプト(例文つき)」こちらの記事で作成した架空の企業の架空の製品で行います。
関連記事:ビジネス用GPTプロンプト集10選!コピペ可例文付きで紹介
分析するダミーデータ
- 会社名: 株式会社 翔風イノベーションズ
- 業種: 情報技術と人工知能
- 住所: 東京都港区六本木一丁目
- 連絡先: 03-XXXX-XXXX
- 年間売上高: 50億円
- 設立年月日: 2016年4月1日
- 会社概要: 株式会社 翔風イノベーションズは、人工知能と機械学習を利用したビジネスソリューションを提供するIT企業です。最先端の技術を活用して、企業のデータ分析、自動化、およびプロセス改善を支援しています。
- 製品またはサービスの概要: 主な製品には、ビッグデータ分析ツール「CloudSight」、AIによる顧客対応システム「AI Customer Assistant」、自動化されたマーケティング分析プラットフォーム「MarketMind」があります。
こちらの企業のAIによる顧客対応システム「AI Customer Assistant」について4P分析を行います。
プロンプト
#指示:
あなたは50,000もの製品を販売してきた優秀なマーケターです。
以下の{会社} の{製品} の4P分析を行ってください。
注釈や説明、繰り返しは不要です。
以下のフォーマット通りに出力してください。
#出力フォーマット:
**Product(製品)**:
**Price(価格)**:
**Place(流通)**:
**Promotion(販促)**:
#会社:
"(ここに入力)"
#製品やサービス:
"(ここに入力)"
このプロンプトの(ここに入力)の所に、会社名「2016年設立、2022年度売上高は50億円、人工知能と機械学習を利用したビジネスソリューションを提供するIT企業」と製品やサービス「AIによる顧客対応システム」と入力します。
出力結果
Product(製品):AIによる顧客対応システムは、顧客の問い合わせに対して24時間365日対応可能なAIチャットボットを提供します。これにより、顧客満足度の向上とオペレーションコストの削減を実現します。
Price(価格): 価格は、顧客のニーズに応じたカスタマイズの度合いや利用規模により変動します。基本的なパッケージは月額10万円からとし、追加機能や大規模導入には追加費用が発生します。
Place(流通): 主に直販で、公式ウェブサイトや営業担当者からの直接の提案を通じて販売します。また、特定のITソリューションプロバイダーとパートナーシップを結び、そのネットワークを通じて製品を提供します。
Promotion(販促): オンラインセミナーやワークショップを開催し、製品の機能や導入効果を実際の顧客事例を交えて紹介します。また、無料トライアルや初期導入費用の割引キャンペーンを実施し、新規顧客の獲得を促進します。
プロンプトパーク(GPT-4)
まあまあ妥当な結果が出てきました。
7P分析もいける
上記の4つのPにさらに3つのPを加えた「7P分析」も可能です。
- Personnel(人): 人(要員)
- Process(プロセス): 販売や業務の過程
- Physical Evidence(フィジカルエビデンス): 不安を払拭するための物的証拠
Product(製品):AIによる顧客対応システムは、自然言語処理と機械学習技術を駆使して顧客からの問い合わせに対して迅速かつ効率的に対応するためのシステムです。チャットボットや音声認識機能を含み、顧客体験の向上を目指します。
Price(価格): 競合他社との比較分析や価値ベースの価格設定を用いて、モジュール式の料金体系を採用。基本パッケージに必要な機能を含め、追加モジュールごとに価格が加算される構造です。
Place(流通): オンラインでの直販を主としており、専門的なIT製品販売プラットフォームやパートナー企業を通じた販売も行っています。導入支援からアフターサービスまで一貫して提供します。
Promotion(販促): オンライン広告、SEO対策、コンテンツマーケティングを中心にデジタル戦略を展開。トレードショーへの参加やウェビナーの実施も積極的に行い、製品の魅力を訴求します。
Personnel(人): 専門知識を持った営業スタッフやカスタマーサポートチームが顧客との接点を持ち、製品の価値を高める。継続的な研修を実施し、技術的なサポート能力を維持向上させています。
Process(プロセス): お客様のニーズに合わせたカスタマイズが可能で、導入から運用開始までのプロセスを明確にしています。定期的なアップデートやフィードバックを通じてシステムの品質保持と改善を行います。
Physical Evidence(物的証拠): 細かなユーザーインターフェースの設計や資料、ユーザーガイド、ケーススタディなどの形で製品の有効性とプロフェッショナリズムを顧客に示します。信頼性を担保するためのセキュリティ認証や利用企業のロゴなども提示します。
プロンプトパーク(GPT-4)
プロンプトパークとは
上記の画像から分かるように、ChatGPTではありません。
しかし、使用しているのはGPTの現在最高のモデルGPT-4です。
プロンプトも置いておきますので、ぜひご活用ください。
フリーチャットでは無料でGPT-4を活用することもできます。
4P分析以外にも、様々なプロンプトがあるプロンプトパークをぜひご活用なさってはいかがでしょうか。