ChatGPTに論文を要約させるプロンプトを例文付きで紹介
ChatGPTの得意なことの一つに文章の要約があります。
論文に限った話ではないですが、今回は要約させるプロンプトを紹介します。
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注意点は文字数制限
基本的にChatGPTに要約させることには、特別な指示(プロンプト)は必要ありません。
以下の文章を要約してください
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(要約したい文章)
この(要約したい文章)のところにコピペするだけで要約することができます。
注意点は文字数制限に引っかかる可能性があるということです。
一度に処理できるのは4,096トークンまで
ChatGPTに入力できるのは最大4,096トークンです。
1トークンはアルファベットだと1単語、ひらがなとカタカナは1文字消費します。
漢字は1文字で2〜3トークンも消費します。
文章の内容にもよりますが、日本語だと2,500字ほどまでしか入力できないことになります。
トークンの制限をオーバーしすぎるとエラーとなります。少しなら超えても大丈夫です。
制限におさまる文量なら問題はありませんが、無理そうであれば以下のような手段が有効です。
段落や章ごとに分割する
要約の場合、入力制限にまず気をつけなければなりません。
途中で文章を分割して入力することになるのですが、中途半端な所で分けると前後でおかしくなる可能性があります。
そのため、章や段落ごとに分割してから入力することになります。
続けるように指示する
入力はうまくいっても出力制限に引っかかることもあります。
英語の論文を和訳しながら要約させたりするとこの現象が起こりえます。
その場合、入力は終わっている、つまり文章の理解自体はできているので、「続けてください」と指示することで、途切れた先の要約を続けてくれます。
関連記事:ChatGPTの文字数制限は?突破用のプロンプトも例文付きで解説
ChatGPT Plus(GPT-4)が使える場合
月額20ドルのChatGPT Plusが使えるのであれば、Data Analysis(旧:Advanced data analysis、Code Interpreter)という機能が使えるので、ファイルをデータ化してアップロードすることで入力制限をクリアできます。
しかし、論文となると元々のファイルサイズが大きすぎることも考えられるので、結局何度かに分けなければならないこともあるかもしれません。
プロンプトパークにもある要約機能
文章要約には、そこまでプロンプトのテクニックは必要ありませんが、プロンプトパークには、文章要約プロンプトがあります。
ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。