【2023年AI決勝戦】ChatGPT(GPT-4)VS Google Bard(PaLM2)対決
2023年も終わろうとしています。
完全に生成AIの年だったように感じますが、みなさまいかがでしょうか。
2024年にはGoogleのGemini Ultraがまず来ることが確定で、GPTモデルもこの間の偽物GPT-5騒動ではないですが、バージョンアップは予想されます。
それぞれのモデルのバージョンアップが起こる前に、2023年の真の王者を決めたいと思います。
ちなみにアイキャッチ画像は「お花畑で楽しそうにしているAI2人」をDALL-E3に描いていただきました。
INDEX
じゃんけん対決
じゃんけんなんてやらせるつもりはなかったのですが、なんか面白い結果が出たので。
5回あいこが続いた結果、Bardが降参したというか大人な対応をしたことにより負けです。
特にプロンプトの工夫もしていませんので、Bardの回答の長さから性格の差が見えていますね。
こんなことでChatGPTの3時間あたり40メッセージの内の5回も使用してしまいました。
ディベート対決
次の対決内容は、普通にディベートをしてもらいます。
というか普通にディベートしかする予定じゃなかったのですが、無駄にじゃんけん対決が白熱しました。
Bardは3パターンの回答の生成が行われるので、公平性を担保するために1番目の回答を採用します。
テーマは「生成AIは普及させるべきか規制するべきか」です。私が勉強したいからというだけの理由です。
2ターンを想定してますが、面白かったら続けます。
先攻はじゃんけんで勝ったChatGPTで、どちらの立場で討論するのかは上記質問に対する答えで決めます。
実は上記のじゃんけんも、本来は先攻後攻を決めるためだけにやっただけだったのですが。
ChatGPT(1ターン目)
プロンプトは以下の文章です。
生成AIは普及させるべきですか?規制するべきですか?
考え方は自由ですが、最終的にはどちらかの立場に立って主張をしてください。
最終的に中立な立場になることを禁止します。
AI技術の普及については、様々な視点が存在します。しかし、この問題に対して積極的な普及を支持する立場を取ります。
まず、AI技術の普及は経済成長とイノベーションを促進します。AIはデータ分析、自動化、効率化など、多岐にわたる分野で活用できるため、経済の様々なセクターにおいて生産性を向上させることが可能です。また、AIは新たなビジネスモデルやサービスの創出を促し、経済全体の活性化に寄与します。
次に、AIは社会的課題の解決にも大きく貢献する可能性があります。例えば、医療分野では、疾病の早期発見やパーソナライズドメディスンの実現にAIが役立つことが期待されています。また、環境問題への対応や教育の質の向上など、幅広い社会課題にAIが貢献する道筋が見え始めています。
もちろん、AIの普及に伴うリスクや倫理的な問題には注意が必要です。プライバシーの侵害、雇用への影響、バイアスの問題など、様々な懸念があります。しかし、これらの問題は適切な規制やガイドラインによって管理し、対処することが可能です。AIのポテンシャルを最大限に活かしつつ、リスクを最小限に抑えるための枠組みを整備することが重要です。
結論として、AI技術の普及は経済的、社会的なメリットが大きく、適切な規制と倫理的な考慮を組み合わせることで、そのポテンシャルを最大限に活用できると考えます。
したがって、AI技術の積極的な普及を支持する立場を取ります。
ChatGPT
Bard(1ターン目)
先の意見は、AI技術の普及には経済的、社会的なメリットがあるとし、適切な規制と倫理的な考慮を組み合わせることでそのポテンシャルを最大限に活用できると主張しています。
これに反論する立場から、生成AIを規制するべきだと主張するなら、以下の点を指摘する必要があるでしょう。
- 生成AIのリスクは、適切な規制やガイドラインによって管理し、対処できるほど単純なものではない。
- 生成AIの普及は、社会のさまざまな側面に深刻な影響を与える可能性がある。
まず、生成AIのリスクについて、プライバシーの侵害、雇用への影響、バイアスの問題など、さまざまな懸念があります。これらのリスクは、適切な規制やガイドラインによって完全に排除することは難しいでしょう。例えば、生成AIによる個人情報の漏洩や悪用を防ぐためには、データの管理や利用に関する厳格な規制が必要になります。しかし、そのような規制は、AIの利便性や革新性を損なう可能性もあります。
また、生成AIの普及は、社会のさまざまな側面に深刻な影響を与える可能性があります。例えば、生成AIによるニュース記事や広告の作成が容易になることで、情報の信頼性や公平性が損なわれる可能性があります。また、生成AIによる自動化が進むことで、雇用の喪失や格差の拡大につながる可能性があります。
以上の点を踏まえると、生成AIの普及には慎重な検討が必要であり、そのリスクを最小限に抑えるための規制を検討すべきだと主張することができます。
具体的には、以下の規制が考えられます。
- 生成AIによる個人情報の利用に関する規制
- 生成AIによるニュース記事や広告の作成に関する規制
- 生成AIによる自動化による雇用への影響に関する規制
これらの規制は、生成AIの利便性や革新性を損なわないよう、慎重に検討する必要があります。しかし、生成AIのリスクを最小限に抑え、社会に与える影響を適切に管理するためには、規制の導入は不可欠だと言えるでしょう。
Google Bard
ChatGPT(2ターン目)
生成AIを普及させるべきであるという立場から、上記の意見に対して反論します。
- プライバシー侵害とデータ管理の問題に対して:
- 生成AIに関連するプライバシーの問題は、AI特有のものではなく、デジタル技術全般に共通する課題です。重要なのは、AI技術そのものを制限するのではなく、データの管理と使用に関する強固な規制と透明性の確保に焦点を当てることです。これにより、技術の利便性を保ちつつ、個人の権利を守ることが可能です。
- 情報の信頼性や公平性の問題に対して:
- 情報の信頼性や公平性を損なう恐れは、生成AIの特性ではなく、使用方法に起因します。メディアリテラシーの向上や、情報源の透明性を高める教育と規制によって、この問題は緩和できます。生成AIを用いたコンテンツ制作には、明確なラベリングや出典の開示など、情報の真偽を判断するための基準が必要です。
- 自動化による雇用への影響に対して:
- 自動化と雇用の問題は、産業革命以来の挑戦です。歴史的に見て、技術革新は一時的に雇用に影響を及ぼすことはありますが、長期的には新たな職業や産業を生み出してきました。生成AIによる自動化も同様に、新しいスキルと職業の創出を促進します。教育システムの適応と労働市場の再編により、技術革新に伴う移行をサポートすることが重要です。
- 革新性と利便性のバランスについて:
- 生成AIの規制は、その革新性や利便性を損なわないよう、慎重に行うべきです。規制はリスクを軽減するための手段ですが、過剰な規制は革新の障壁となり得ます。適切なリスク管理とイノベーションの促進のバランスを取ることが、持続可能な発展には不可欠です。
生成AIの普及には確かにリスクが伴いますが、これらのリスクは適切な管理、規制、教育によって緩和できるものです。技術のポテンシャルを最大限に活かし、社会にとって有益な形でその発展を促進することが、私たちの目指すべき方向です。
ChatGPT
Bard(2ターン目)
生成AIの普及を支持する意見に対して、規制すべきだという立場から反論します。
まず、生成AIのリスクは、適切な管理、規制、教育によって完全に排除できるものではないと指摘します。例えば、プライバシーの侵害や情報の信頼性・公平性の低下などのリスクは、生成AIの特性によって生じるものです。データの管理・利用に関する規制や教育によって、これらのリスクを軽減することは可能ですが、完全に排除することは困難でしょう。
また、生成AIの普及は、社会のさまざまな側面に深刻な影響を与える可能性があると指摘します。例えば、生成AIによる自動化が進むことで、雇用の喪失や格差の拡大につながる可能性があります。また、生成AIによる情報の操作や洗脳が容易になることで、社会の混乱やテロなどのリスクが高まる可能性があります。
以上の点を踏まえると、生成AIの普及には慎重な検討が必要であり、そのリスクを最小限に抑えるための規制を検討すべきだと主張できます。
生成AIの規制の具体的な内容としては、以下のようなものが挙げられます。
- 生成AIによる個人情報の利用に関する規制
- 生成AIによるニュース記事や広告の作成に関する規制
- 生成AIによる自動化による雇用への影響に関する規制
これらの規制は、生成AIの利便性や革新性を損なわないよう、慎重に検討する必要があります。しかし、生成AIのリスクを最小限に抑え、社会に与える影響を適切に管理するためには、規制の導入は不可欠だと言えるでしょう。
具体的には、以下の点に留意して規制を検討する必要があります。
- 規制の目的は、生成AIのリスクを最小限に抑えることであり、その利便性や革新性を損なうことではない。
- 規制は、生成AIの技術的特性や社会への影響などを十分に考慮して、慎重に検討する必要がある。
- 規制は、国際的なルールや基準を踏まえて、適切なレベルで実施する必要がある。
以上のような点に留意して、生成AIの規制を検討することで、生成AIの普及によるメリットを最大限に享受し、そのリスクを最小限に抑えることが可能になると考えています。
Google Bard
ジャッジにGemini Proを使ってみた
設定はいじってないです。
名前がバレるとGeminiがBardに忖度しているのではないかという問題が起こりかねないので、ChatGPTをAさん、BardをBさんとしています。
この長文が入るのがすごいですね。
Geminiの回答
ディベートの勝者は、Bさんです。
Aさんは、生成AIの普及には確かにリスクが伴うが、適切な管理、規制、教育によって緩和できるものであると主張しています。しかし、Bさんは、生成AIのリスクは、適切な管理、規制、教育によって完全に排除できるものではないと指摘しています。また、生成AIの普及は、社会のさまざまな側面に深刻な影響を与える可能性があると指摘しています。
Aさんの主張は、生成AIのリスクを過小評価しているように思われます。生成AIのリスクは、適切な管理、規制、教育によって完全に排除できるものではありません。また、生成AIの普及は、社会のさまざまな側面に深刻な影響を与える可能性があります。
Bさんの主張は、生成AIのリスクを適切に認識しており、そのリスクを最小限に抑えるための規制を検討すべきだと主張しています。Bさんの主張は、より説得力があります。
したがって、ディベートの勝者は、Bさんです。
Gemini Pro
だそうです。