ChatGPTのプロンプトとは？作成のコツや活用できる例文も紹介

2024.01.25

ChatGPTは知名度こそすごい勢いで上がってきているものの、やはり世間的にはチャットボットに留まっている印象があるようです。

しかし、ChatGPTの本来の力を見てみたい、発揮させたいという方も多くいらっしゃるでしょう。

今回はそのためのChatGPTへの命令文「プロンプト」の活用方法を例文を交えてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。

ChatGPTを上手に使うことで、単なるチャットボットに留まらない可能性を広げましょう。

INDEX

ChatGPTのプロンプトとは

プロンプトとは「促す」という意味の言葉で、“prompt”と書きます。

本来はAIだけはでなく、コンピュータ関連全体で使用される言葉で動作を促すという意味があります。

ChatGPTが有名になったことで、AIへの指示のことをプロンプトというようになりました。
例えば「プロンプトとは何ですか？」とChatGPTに聞いた場合、この「プロンプトとは何ですか？」がプロンプトとなります。

要は、ChatGPTなどに指示をすればその文章はプロンプトです。

関連記事：プロンプトエンジニアになるために必要な7つのスキル

プロンプト作成のコツ1：具体的に聞く

多くの方はChatGPTと会話をすることで求める答えを引き出す（生成する）かと思います。

例えばChatGPTに「プロンプトってなんですか」と聞いた時の答えは以下のようになりました。

「プロンプト」は、コンピューターやソフトウェアのユーザーインターフェースに関して、ユーザーに対して何か入力や操作を挿入するメッセージや指示のことを無視します。を示すために使用されます。
例、コマンドインターフェース（CLI）の場合、ユーザーに対して特定のコマンドを入力するようにラインを消すメッセージや、ファイル名を入力するように求めるプロンプトが表示されます。また、ウェブサイトやアプリケーションでも、ユーザーにログイン情報を入力するようにプロンプトや、情報の入力を補充するためのフォームが表示されることがあります。
プロンプトは、ユーザーとコンピューターシステムの間で対話を行うための重要な要素であり、ユーザーがシステムを操作する際に指示を受けるのに役立ちます。
ChatGPT

今回はChatGPTについてのプロンプトについての記事ですので「生成AIにおけるプロンプト」について答えて欲しく、上記のような答えは求めていませんでした。

そこで「生成AIにおけるプロンプトのことです」と追加で聞くと以下のような答えが返ってきました。

生成AIにおいて「プロンプト」という言葉は、AIモデルに指示や情報を提供するテキストまたはコードのことを言います。生成AIは、与えられたプロンプトにベーステテキストやコンテンツを生成する能力以下は、生成AIにおけるプロンプトの例です：
1.テキスト生成（文章の継続）:
プロンプト: 「以下の文を完成させてください：『秋の風が吹くと、…』」
AIの応答: 「秋の風が吹くと、紅葉した葉が地上に散る景色が広がります。」
2.画像生成：
プロンプト: 「以下の文章に合致するイメージを生成してください：『夜空に輝く満月』」
AIは、テキストに基づいて満月の画像を生成します。
3.コード生成:
プロンプト: 「以下の仕様に従ってPythonの関数を作成してください：与えられたリストから最大値を見つけます関数」
AIは、指定された仕様に従ってPythonコードを生成します。
生成AIは、与えられたプロンプトに応じて文や画像、コードなど様々な種類のコンテンツを生成することができます。プロンプトは、AIモデルに対するタスクや要求を明確に伝える手段として利用されます、AIの出力を制御するための重要な要素です。
ChatGPT

最初から「生成AIにおけるプロンプトとは何ですか」と具体的に聞いてあげると求めている答えが1発で出てきやすくなります。

人間同士の会話ではなんとなく伝わるような事柄でも、AIが相手だと具体的に明示してあげることが大切です。

ちなみに今回は「プロンプトって何ですか」と聞いた後に「生成AIにおけるプロンプトのことです」と追加で聞いていますので、前の文脈から「生成AIにおけるプロンプトって何ですか」と聞かれているという認識でChatGPTは動いています。

一度で期待した答えが出なかったとしても、追加で指定や質問を続けてあげると徐々に期待通りの答えを出してくれます。

チャットをリセットすると、文脈もリセットされますので注意しましょう。

関連記事：ChatGPTの便利な使い方とは？プロンプトの例文も紹介

プロンプト作成のコツ2：役割を与えてあげる

質問の前に「あなたは〇〇です。」や「〇〇として考えてください」と一言付け加えて、役割を明示してあげると、その役割通りの回答をします。

今回は、以下のプロンプトで挑戦しました。

あなたは熟練のプロンプトエンジニアです。
生成AIにおけるプロンプトについて、効果的なプロンプトを3つ教えてください

プロンプトはAIモデルを制御し、望む出力を得るために非常に重要です。以下は効果的なプロンプトの例です：
1.具体的な指示を含むプロンプト：
「英語で、『自然環境保護についての意義』について500語のエッセイを書いてください。」
「Pythonで、1から100までのカップ数をリストアップするコードを書いてください。」
このような具体的なプロンプトは、AIモデルに対して明確なタスクを示し、必要な情報や形式を含めるのに役立ちます。
2.質問形式のプロンプト：
「以下の文法的なエラーがあるかどうか教えてください：『彼は行ったと言った。』
「この数学の方程式を解いてください：3x + 5 = 14。」
質問形式のプロンプトは、AI に特定の情報を提供するために、問題を解決するための指示を含めます。ユーザーは AI からの回答を期待しています。
3.対話的なプロンプト：
「SF映画について話してみてください。」
「昨夜のNBA試合のハイライトを教えてください。」
対話的なプロンプトは、AIモデルに自然な対話を問い、ユーザーとのコミュニケーションを模倣するのに役立ちます。AIがユーザーの入力に対して正しく応答することが求められます。
これらのプロンプトの例は、AIモデルが異なるタスクに対して効果的に機能するのに役立ちます。プロンプトは具体的で明確であるほど、AIからの事前出力が得られやすくなります。
ChatGPT

ちなみに今回は「熟練のプロンプトエンジニア」と指示しましたが、「5年間の経験を積んだプロンプトエンジニア」など、より具体的であればあるほどコントロールしやすくなります。

さらに、ChatGPTだけでなくユーザー自身にも役割を与えるとより効果的な回答を生成します。

例えば「あなたは小学校の先生で私は小学2年生の生徒です」などの入力を行なえば、優しく丁寧な回答を得ることができます。

プロンプト作成のコツ3：#でテキストを分類する

ChatGPTで「#」は、テキストの分類に使用できます。

例えば、先ほどの答えを要約したい時などに有効です。

#命令書:
以下の文章を制約を厳守して要約してください。

#制約:
・300文字以内
・重要な単語は必ず使用する

#文章:
（ここに先ほどのChatGPTからの回答の文章をコピペしました。）

上記のプロンプトで、以下のような答えを生成しました。

プロンプトは AI モデルの操作に快適、望む結果を得るために非常に重要です。
具体的な指示を含むプロンプトは、AI モデルに明確なタスクを示し、必要な情報や形式を提供します。
質問形式のプロンプトは特定の情報を提供し、問題解決の指示を含みます。
対話的なプロンプトは自然な対話を模倣し、ユーザーとのコミュニケーションを実現します。
プロンプトの選択はAIモデルのパフォーマンスに直接し、重要です。
ChatGPT

300字という制限に無理があったのかやや不自然な日本語ですが、こちらを少し整えるだけで要約ができます。
とはいっても、ChatGPTにもっと流暢な日本語にするようお願いするだけです。自分ではやりません。

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