【基本編】GPTの使い方を学ぶ:あなたのための簡単ガイド

生成AIが普及してきていますが、意外と使っていない方も多いようです。

何を持って「普及」「使用」と言えるのかわかりませんし、業種によっても違うみたいですが、色んなデータを見てみると6%〜40%みたいです。(導入となると低くなり、使ったことがあるだと高くなります。当たり前でした)

結局どうなのかというと、ざっくり約20%ほどと言われました。AIに。(ちゃんとファクトチェックはしてます)

そこで今回は、生成AIと言われるものの中でも難易度が低く性能が高いモデルであるGPTをなんとなく説明しますので、使うきっかけになれば幸いです。

関連記事:プロンプト集「プロンプトパーク」とは?他のサービスにはないメリットを紹介!

そもそもなぜ今基本の解説なのか

2023年は生成AI元年と言われました(2022年説もあり)。

つまりChatGPTのサービスが始まって(2022年11月30日)1年以上が経つわけですが、この1年で進化しまくっています。
他社のAIも誕生し、最初はパラメータ数という数値で競い合っていましたが、現在はそのことすらほとんどしなくなりました。

代わりになるような比較対象として入力トークン数というものがあります。こちらは単純に入力文字数の単位と思って頂いて構いません。
このトークン数が、2022年11月時点の入力トークン数は2,096(これを調べることすら難しくなっていました)、2024年2月21日時点ではGoogleのGeminiが100万トークンに到達したとのことです。
日本語だと少なめに見ても50万文字程度の入力は余裕ということです。

AIを使えるかどうかは、今後の生活に関わる気がかなりするので、今回基本に立ち帰ることにしました。

関連記事:シンギュラリティとは?わかりやすく説明できるようAIと討論してみた

AIリテラシーに差が出てきた理由

GPTの開発自体は2019年にはできていたものの、ほとんどの人が一番最初に触った生成AI(厳密に言えば大規模言語モデル:LLM)はやはりChatGPTだと思います。

つまりこの1年ほどで、スタートラインはほとんど変わらなかったにも関わらず、AIを片手に生きている人とAIを触ったこともない人の差が生まれました。
以前、デジタルデバイドや情報格差という言葉が流行りましたが、このもっと強いバージョンがまた発生していると言えます。

ありきたりな言葉ですが、今後もこの格差は広がっていくことが懸念されるため、一旦ちょっとでも埋まるきっかけになればいいなと思います。

そのためにまずは理由を考察してみます。
が、筆者のバイアスがかかっているので疑いながら読んでください。

関連記事:LLM(大規模言語モデル)入門〜生成AI時代に遅れないために〜

初期の批判のイメージが強い

ChatGPTのリリース当初は、AIが書いたものなのか人間が書いたものなのかがわからないため「フェイクニュースなどの拡散」「著作権の侵害」「個人情報の漏洩」などの批判が多かったです。

その当時の印象がある方は怖かったり嫌悪感があったりするでしょう。

ただ、リスクが全くないとは言えませんが、OpenAIはリリース前に散々テストをしていますし、現在もAIを扱う企業はテストし続けているはずです。

OpenAIに関しては元々非営利法人の世の中を良くするための、汎用人工知能(AGI)の開発を目的として設立された団体で、営利目的の目先のマネーしか追っていないような企業ではありません(そのせいで会社がややこしくなってますが)。

リスクが全くないわけではありませんが、あまりにモラルのない出力はしないように設計されていると言えます。
むしろ騙されないような人間の目力が必要かもしれません。

関連記事:AIの学習データにおける「社会的なバイアス」とは

必要性を感じない

今までなくても生活してこれたので、確かに必要性を感じない方も多いかもしれません。

ただ、今までの新技術を振り返ってみてください。

パソコン、インターネット、スマートフォンなどのなんか小難しいものでなくてもいいです。新幹線とか炊飯器とかでもいいと思います。それらも開発されるまでなかったものですが、ないと困るようになりました。

そういった技術のうちインパクトが割と大き目なのが今回の生成AIです。

関連記事:AGIとは?Google DeepMindの論文「AGI(汎用人工知能)のレベル」を読むために必要な知識について解説

何に使えるのかわからない

上記の「必要性を感じない」と似ていますが、こちらは「使おうと思っているけど何に使えるのかわからない」という方向けです。

正直に言うと「結構何でもできますよ」が正解な気がします。
下手に言うと先入観を植えつけそうな気もするのです。お気づきかもしれませんが、この記事はかなり気を遣って書いてます。

ただ、考え方としては最初から効率化や実用化を目指すのではなく、最初は遊び感覚で触ってみるのが良いと思います。

SNSで調べるとプロフェッショナルな使い方ばかり見つかってしまって気が引けるかもしれませんし、インターネットで「ChatGPT 使い方」などで検索しても、もうすでに業務効率化やマネタイズばかりがヒットします。

いきなりそんなの無理だと思うので、とりあえず触ってみるのが良いかと思います。
懸念点としては業務効率化より遊ぶ方が難しい場合があるということです。

よくわからないまま使うのをやめてしまった

特に初期のGPTを使用している方に多いと思いますが、回答の精度も精度も今ほどよくはなく「実務では使えないわ」という方も多いでしょう。

先述の通り、性能は日々進歩しているので、正直今のGPTモデルはテキトーな使い方でもそれなりに機能します。

再び使い始めることを強くおすすめします。

人間の能力の低下を懸念している

AIが使えるようになると、思考力が低下するなどの懸念を抱いている方もいらっしゃるでしょう。

確かに人によっては、そういった現象が思い切り発生して困ったことになる可能性はあるかもしれません(自分含め)。

このような議論も、新たな技術の誕生のたびに行われています。

古代ギリシア哲学者のソクラテスも文字が嫌いで、書物を残しませんでした。文字に書き記すことで思考が固定化され、真の知恵が得られないと考えていたと言われています。
そのせいで弟子のプラトンが大変な努力をする羽目になったのですが「文字」という開発物のデメリットを強く考えすぎたせいで起こった現象と言えます。

時代によって必要な能力と不要な能力は変わっていきます。
現代の情報社会だと、記憶力より情報収集力や情報処理能力が大事という意見もありますが、必要な能力のひとつにAIを使用する能力というものが加わったという考え方をした方が良いかもしれません。

AIを使用する能力の基礎(ちょっと前まで応用だったのですが)として「プロンプティング」という技術があります。

関連記事:プロンプトエンジニアになるために必要な7つのスキル

このように確かにデメリットはありますが、もはや「反対する」というよりは使えるようになることが大切です。

GPTを使い始めるには

まずは、AIを使うことに慣れる必要があります。

直接GPTに聞いてみる

そもそも「何ができるのか」がはっきりしないと思います。
そんな時は本人に直接聞いてみればいいです。

率直に「GPTは何ができますか」と聞いてみれば回答してくれます。

GPT(Generative Pretrained Transformer)は、OpenAIによって開発された自然言語処理(NLP)のAIモデルです。以下のような機能を持っています:

  1. 文章生成:GPTは、与えられたプロンプトに基づいて自然な文章を生成することができます。これは、物語の作成、質問への回答、文章の補完など、さまざまな用途に使用できます。
  2. 質問応答:GPTは、特定の質問に対する詳細な回答を生成することができます。これは、カスタマーサポート、教育、情報検索などのタスクに使用できます。
  3. 文章の理解と解釈:GPTは、与えられた文章の意味を理解し、それに基づいて適切な応答を生成することができます。
  4. 翻訳:GPTは、一つの言語から別の言語への翻訳も可能です。
  5. 要約:長い文章やドキュメントを短く要約することも可能です。

これらは一部の例であり、GPTはその他の多くのNLPタスクにも適用可能です。ただし、GPTは完全に自律的なAIではなく、人間の監督や指示が必要です。また、GPTは新しい情報を自己学習する能力はなく、訓練データに基づいて応答を生成します。

プロンプトパーク(GPT-4)

これで把握できる方は、もうすでにセンスがあるのでご安心ください。わからない人の方が多いです。

わかりやすく説明させる

「初心者向けにもう少しわかりやすく説明してください」と聞くだけでわかりやすく説明してくれます。

もちろんです!GPTは、人間が話す言葉を理解し、それに対して自然な言葉で返答するAI(人工知能)です。

  1. 文章生成:GPTは、あなたが始めた話を引き継いで、それを自然な文章として続けることができます。例えば、「昔々、あるところに…」と言うと、GPTはその話を引き継いで物語を作り出します。
  2. 質問応答:GPTは、あなたが質問すると、それに対して詳しい答えを返すことができます。例えば、「地球はどうやってできたの?」と聞くと、GPTはその質問に対する科学的な説明を提供します。
  3. 文章の理解と解釈:GPTは、あなたが言ったことを理解し、それに対して適切な返答をします。例えば、「今日は寒いね」と言うと、GPTは「そうですね、暖かくしてお過ごしください」といった返答をします。
  4. 翻訳:GPTは、あなたが言ったことを別の言語に翻訳することができます。例えば、英語の文章を日本語に翻訳することができます。
  5. 要約:GPTは、長い文章を短くまとめることもできます。例えば、長いニュース記事を短く要約して、大事なポイントだけを教えてくれます。

これらはGPTができることの一部です。ただし、GPTは人間のように新しいことを学ぶ能力はありません。GPTはあらかじめ学習した情報をもとに話をします。また、GPTは自分から話を始めることはできず、人間からの指示や質問が必要です。

プロンプトパーク(GPT-4)

少しはわかりやすいですが、まだまだわかりやすくすることが可能です。

具体的な内容を組み込む

上記の質問では「初心者向け」というワードがあまり良くないです。

「小学2年生向けに」「10歳向けに」という具体的な数値が入るとそれに応じた回答が得られます。
子ども向けということに若干イライラするかもしれませんが、子ども向けの説明は優秀なのです。

普通のニュースより子ども向けのニュースの方がわかりやすい理論です。

「10歳でも理解できるように説明できますか?」と聞いてみます。

もちろんです!GPTは、コンピュータが人間のように話すことを学ぶプログラムです。あなたが話すと、それを理解して自分の言葉で答えを返します。

  1. 話を作る:あなたが話の始まりを教えると、GPTはそれを引き継いで面白い話を作ります。例えば、「昔々、あるところに…」と言うと、GPTはその話を続けます。
  2. 質問に答える:GPTは、あなたが何か質問すると、それに対して答えを返します。例えば、「地球はどうやってできたの?」と聞くと、GPTはその質問に答えます。
  3. 話を理解する:GPTは、あなたが言ったことを理解して、それに対して適切な返答をします。例えば、「今日は寒いね」と言うと、GPTは「そうだね、暖かくしてね」と答えます。
  4. 言葉を変える:GPTは、あなたが言ったことを別の言語に変えることができます。例えば、英語の言葉を日本語に変えることができます。
  5. 話をまとめる:GPTは、長い話を短くまとめることもできます。例えば、長いお話を短くして、大事なところだけを教えてくれます。

ただし、GPTは新しいことを自分で学ぶことはできません。あらかじめ教えられたことだけを使って話します。また、GPTは自分から話を始めることはできず、あなたからの質問や話の始まりが必要です。

プロンプトパーク(GPT-4)

どうしても口調が10歳向けになってしまってますが、かなりわかりやすくなったのではないでしょうか。

ちなみに、今回の記事のタイトルもGPTに考えさせました。

ここでは「複数個アイデアを出させる」という基礎的なテクニックを使ってます。

初心者向けGPTのおすすめの使い方

とはいえ、上記の使い方だと基礎的すぎて逆に使えないと思われるかもしれません。

おすすめの使い方をいくつか紹介します。

検索代わりに使用する

現在、Google検索が情報収集のメインの手法だと思いますが、代替的な手法として生成AIが使用できます。

それぞれメリット・デメリットありますが、映画のストーリーは覚えているけどタイトルが思い出せない時などは生成AIの方が適しているといえます。

少なくとも人に聞くより格段に早いです。

デメリットとしては、誤った情報を得てしまう可能性がインターネットの検索よりは高いのでチェックはより確実に行う必要があります。

関連記事:映画のタイトルがわからない時の対処法!GPTに思い出させるプロンプトの例文も紹介

アイデアをもらう

何も思いつかない時はとりあえず相談するということは、ビジネスでも日常でも必要ですが、AIを相手にすると割といい回答をしてくれる場合も多いです。

ただし、ありきたりな回答を生成することが多いので、捻ったアイデアが欲しい時はひと工夫する必要があります。

関連記事:何も思いつかない時に役に立つGPTプロンプト集!

AIにゴールを求めない

最後のゴールをAIに求めると失敗すると思います。
プロンプトを組み込めば精度が高くはなりますが、初心者の場合難しいところはあると思います。

AIをアシスタントと割り切って、決定権を自分にすることが大切です。

AIの練習のためにもプロンプトパークへ

上記のように、基礎的な使い方は、ちょっと調べればいいことやちょっとアイデアが欲しいというものは、まず人に相談するよりまずAIに相談するということだと思います。
そうすると人間間のコミュニケーションは、より洗練されたものとなると実感しています。

プロンプトパークではGPTの最新モデル「GPT-4」が使用可能ですし、あらかじめ使えるようなプロンプトテンプレートがたくさんあります。

ひとつのきっかけとしてぜひご利用ください。

関連記事:プロンプト文例集「プロンプトパーク」の使い方・おすすめの人を紹介!

この記事を書いた人

AIコンシェルジュ安江

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