【生成AI副業】初心者向けに稼げる方法を紹介!注意点も解説!
毎日のように生成AIが何かと話題になっています。
そんな中、生成AIで副業をしたいと思っていてもやり方がわからないという方も多いでしょう。
今回はそのような悩みを抱えている方へ向けて、具体的に生成AIでマネタイズするには何が必要なのか、ジャンルは何なのかなどあらゆる方面から解説しますので、ぜひご参考になさってください。
ご自身にあった方法で、良い副業が見つかれば幸いです。
関連記事:プロンプト集「プロンプトパーク」とは?ChatGPTや他のサービスとも比較!

INDEX
AI副業にはどんな内容がある?

まずは生成AIで副業をと言っても「何をやったらいいのかわからない」という方が多いと思います。
結論から言えば、生成AI禁止と明示されていなければ割となんでもいけるのですが、回答にはなっていないと自覚しているので、具体的なジャンルを紹介します。
多くのジャンルで「クラウドソーシング」という発注主とフリーランスと繋がるようなサービスや、個人でサイトを立ち上げて広告で収入を得るアフィリエイトというモデルが収入源となります。
関連記事:年収1,000万円のブロガーへインタビュー!ChatGPTの使い方とプロンプトパークの感想
プロンプティング
まずは究極のAI副業である、プロンプト(生成AIへの指示文)そのものを納品する、という手法です。
難易度の高低差があるため、単価として安定はしませんが、プロンプトをある程度作成できる方にとっては抑えておきたいジャンルではあります。
日頃やっていることを、そのままご要望に応じたもののために作成し、納品すれば良いだけだからです。
むしろ収益化に繋がらずとも、本業だったとしてもAIを使う上でほぼ必須のスキルとなります。
関連記事:プロンプトエンジニアになるために必要な7つのスキル
画像生成
生成AIで需要が高いのはやはり画像生成です。
画像を大量に生成して、出来の良いものを納品すれば副業としてのマネタイズにも繋がりやすく、ご自身の画像生成のプロンプティングのスキルアップにも繋がります。
同じ画像生成AIへのプロンプトだとしても、DALL-EやStable Diffusion、Midjourneyなどで微妙に文法が違うので注意しましょう。
注意点としては、著作権にあたっていないかが大きな課題となります。そもそも盗作のようなものを作成しようとしないことはもちろんのこと、意図せずとも起こり得ることを理解しておきましょう。
関連記事:プロンプトパークで画像生成AI向けのプロンプトの作り方をゆるめに解説
ライティング
ライティングも需要がある案件の1つです。
文字単価もChatGPTが現れて暴落するかと思いきや、あまり変わっていません。
ライティングに関しては、ブログで自分で行いながら、手が空いたら案件に着手したり、案件でスキルアップしながらブログを開設するなどかなり自由な働き方が可能です。
ただし、Kindleでの電子出版は激戦区となっており、マネタイズに繋がりにくくなっていますので、避けた方が無難です。
関連記事:ChatGPTにSEO対策に強いコンテンツを一気に作成させる方法を紹介!(プロンプト例文付き)
キャッチコピー作成
キャッチコピーに関しては、コンペ形式で行われることが多いので、これだけで収入を安定させるのは難しいでしょう。
ただ生成AIを活用することで参加できる数は確実に増えるので、ライティングメインで行いながら、参加する数を増やす方向で考えた方が現実的かと思われます。
プログラミング
プログラミングも生成AIを使って副業が可能です。
ただし、いくらコードをAIに書かせるとは言っても何かしらの不具合が発生する可能性が高いので、手動でもある程度書けるようになっておく必要があります。
少なくともどこにバグがあるかは見分けられるようにしましょう。
関連記事:ChatGPTでプログラミングを行なうためのプロンプトを例文付きで紹介
動画作成・編集
Instagram、YouTube、TikTokなどの動画作成も需要が高いです。
ネタ作りから動画作成、編集まで生成AIを使用することで1人で完結できます。
Soraがどの程度普及するのか読めないところではありますが、AIで4秒〜10秒程度の動画を作成し、Canvaなどで編集することで割と簡単に作成することが可能です。
ただし、配信する媒体となるSNSの知識がかなり必要となってきますので、アルゴリズムの変動やトレンドを常に把握しておきましょう。
また、YouTubeの台本を作成するようなお仕事もあります。
こちらは動画の作成まで依頼されることはあまりなく、どちらかというとライティングに近い部分が大きいのですが、ターゲット層がコアなケースが多いため、AIの知識よりも人間の知識で大枠を作成し、AIに整えてもらうような運用になるかと予想されます。
関連記事:ChatGPT、画像・音楽・映像生成AIを使って架空の謎かわいいMV作ってみた
GPTs作成
ChatGPTを独自にカスタマイズできるGPTsも収益化できるようになりました。
しかし、作成して公開したとしても使用された回数と収入があまり割に合わない感じは否めません。
これで収入を得るというよりは、自分用にカスタマイズされたGPTを作成して業務効率を上げる方法が良いかと思われます。
ただし、GPTs自体に収益性が高くなくてもGPTsを作成してほしいというニーズはあるので探してみる価値はあります。
関連記事:GPT Store(GPTストア)開始記念!GPTsの作り方を実践しながら紹介!
副業でおすすめのAIは?

色々なAIが誕生している中で、どのAIを使えば良いのか迷う方も多くいらっしゃると思います。
ここではおすすめのAIを紹介していきます。
ただ、どのAIを使うにしてもプロンプトが肝心です。テキスト生成ですらプロンプトのちょっとしたコツでクオリティが違ってきますが、画像、映像などのクリエイティブなものに関してはさらにプロンプトが重要になってきます。
業務の幅が広い王道のChatGPT
色々なAIが出現している中でも圧倒的なユーザー数を誇るChatGPTはやはり強いです。
有料のChatGPT Plusに入ればDALL-E3なども同時に使えるようになり、ライティングから画像生成まで幅広く使用することができます。
月額約3,000円で加入できます。
情報収集と絡めて使えるGemini

Googleの提供するGeminiはボタン1つでWebブラウジングによる情報元の確認ができる上に、回答案を最大3つ出してくれるため、初心者でも扱いやすいAIと言えるでしょう。
「マルチモーダルAI」を謳っているだけに画像の認識力が高いことも魅力の1つです。
無料のGemini、有料のGemini Advancedとあり、有料版のAdvancedは月額約2,900円かかりますが、無料でも充分いい働きをしてくれます。
ライティングに強いClaude

ライティングではAIの書いたものをそのまま使用すると、AIが書いた文章であることが簡単に見分けられてしまいますが、Claudeはかなり優秀なので手直しする箇所が少なく済みます。
有料版ではClaude 3 Opusが月額約3,000円で使用できますが、無料版のClaude 3 Sonnetでも充分優秀です。
テキスト生成が強いというだけあって、コーディング能力もかなり優秀なところも魅力の1つです。
画像生成ならStable Diffusion

画像生成は今ではかなり色々なツールで使用可能ですが、Stable Diffusionは最も有力なAIと言えます。
DALL-E3は通常の文章でもクオリティがあまりブレませんが、逆に言えば高くすることも低くすることも難しく、差別化がしにくいというデメリットがあります。
一方で、Stable Diffusionは特殊なプロンプトの文法やネガティブプロンプトを使うことでハイクオリティな画像も生成できます。
課金前提で画像を生成するならMidjourney
世界一の画像生成AIであるMidjourneyは無料で使用することができません。最も安価なプランでも月額約1,500円ほどかかります。
他のサービスと違い、Discordというチャットアプリで動かします。
頻繁にアップデートが行われており、最新の技術が使いたい方や画像生成で収益化を本格的に目指す方におすすめです。
楽曲生成のSuno AI

音楽を生成することができるのがSuno AIというサービスです。
プロンプト1つで2分ほどの楽曲が作成できますし、歌詞を入力することで歌まで作成可能です。
音楽生成はフリー音源がたくさん世に出回っているため、音楽だけで収益化は厳しいですが、動画のBGMなどで使う音楽を簡単に作成できます。
ただし修正ができないため、作り込みたいならAIVAというAIの方が向いている方もいらっしゃるかもしれません。
AIVAは生成された後も、DAWのようなUIで編集が可能です。
Suno AIは無料プランで毎日50クレジット付与され、10曲ほど作成できます。月額約1,200円のProプランでは、毎日500曲作れるという優れ物です。
Suno超え?Udio

上記のSunoを超えたと言われているのがUdioという楽曲生成AIです。
Sunoに対して、Udioは32秒の楽曲を作成するのですが、Sunoを音質において上回っており、音質にこだわるのであればUdioの方が良いとされています。
動画生成AIのPika
動画生成AIでトップを走るのがPikaです。
テキストからだけでなく、画像や動画から動画が作成できますが、画像があった方が仕上がりのイメージが湧きやすいでしょう。
画像を生成して、Pikaに動かしてもらって編集で繋ぐというのが王道ですが、Pikaの無料版ではクレジットでロゴが入ってしまうので注意しましょう。
Pikaは無料プランで月間250クレジット(3秒ほどの動画が25個ほど作成可能)、月額約1,200円のスタンダードプランだと700クレジットが月間で付与されます。
繋ぐこと自体は、Instagramのリール作成などでも可能です。
動画生成をメインで行うのであれば月額約1,800円のRunwayも視野に入れてもいいと思いますが、無料で5秒程度の動画が25個作成できるので、一旦無料枠で試してみましょう。
生成AIは有料プランに入るべき?

上記に挙げたAIは、Midjourneyを除き基本的に無料プランと有料プランがあり、無料枠には使用回数に制限がある場合や、有料プランでないと使えない機能などがあります。
副業で稼ぐためにAIを使用しているのに、あまりに有料プランに入りすぎると支出の方が多くなるため、最初は無料プラン内でそれなりにやりくりしたいという方も多いでしょう。
ChatGPTのみ有料プラン(ChatGPT Plus)に加入して、GPT-4とDALL-Eを使える状態にしておき、使用頻度や必要に応じて有料プランに加入するのがおすすめですが、プロンプティングを上手に行い有効に活用するためには、経験を積んだり練習したりする必要があります。

でなければ、上図のようにヒレの数が合っていないクジラなどのよくわからない画像が生成されてしまいます。
有料プランに入っても上限はあるので、まずはプロンプトの習得をおすすめします。プロンプトの学習を0円で初めてみてはいかがでしょうか?
生成AIを使った副業の注意点

生成AIを使った副業を始める際は、以下のような点に注意が必要です。
倫理面への配慮
生成AIを使ってコンテンツを作成する際は、著作権やプライバシーなどの倫理面での影響を考慮する必要があります。
第三者の知的財産を不適切に利用したり、個人情報を含むコンテンツを生成したりしないよう、十分に注意しましょう。
クオリティ・ファクトチェック
生成AIを使えば短時間で大量のコンテンツを制作できますが、場合によっては品質が十分でなかったり、誤った情報を含む内容を生成する可能性があります。
依頼主の満足度を得られるよう、AIの生成したもののチェックと修正を行うことが必須です。
関連記事:生成AIのハルシネーションとは?なぜ起こる?防止策も解説
セキュリティ対策

生成AIを使って機密情報を扱う場合は、情報漏えいなどのセキュリティに十分注意を払う必要があります。
公表されていないような情報を扱うのであれば、ダミーデータを使用しましょう。
関連記事:ChatGPTにダミーデータを作成させるプロンプト(例文つき)
マーケティング施策
生成AIを使って制作したコンテンツを、効果的に販促することも重要です。
ブログなどご自身のサイトであればSEO対策やソーシャルメディアの活用などのマーケティング面での取り組みが、クラウドソーシングであれば確実な実績の積み重ねとそのための発注者との円滑なやり取りが必要となります。
コンプライアンスの遵守
生成AIを使った副業を行う上で、関連する法規制を確認しておくことも重要です。
上述した著作権の侵害や、各種サービスの利用規約はもちろんのこと、新たに施行されるかもしれない法規制などの法的なリスクをあらかじめ把握しておきましょう。
継続的な学習と実践
生成AI技術は日々進化しているため、常に新しい情報を学習し、スキルアップを続けることが必要です。
効果的な活用方法を習得し、より高収入を得られるようにしていきましょう。
これらの注意点を踏まえ、生成AIを効果的かつ適切に活用することで、高収入を得られる可能性が高まります。
初心者の方も、プロンプティングのスキルを身につけていけば、生成AIを使った副業で成果を上げられるでしょう。
間接的に扱えるAIツール

フルでAIを使うと返って時間がかかるケースもあります。
ここでは直接的な納品物には使いにくいですが、間接的に役にたつAIツールを紹介します。
情報収集に使えるPerplexity
Perplexityは検索エンジンならぬ「回答エンジン」と言われ、入力欄に入れた単語をBingでWEBブラウジングした後でGPTかClaudeがテキストとして回答します。
あくまで「ググる」ようなことが目的なので長文ではなく端的な回答をしてくれますし、情報元も提示してくれます。
GoogleのSGEのちょっとAIに寄せたイメージです。
Google Chromeの拡張機能がかなり便利で、今見ているサイトの要約や、途中でわからない単語が出てきた時にちょっと尋ねることができます。

WEBページを動画にできるNoLang
NoLangは本来は解説動画生成AIなのですが、どうしても作り込んだ解説動画には劣ってしまいます。
とはいえ数秒で解説動画が作成できるのでYouTubeチャンネルを運営するなどには使えるかもしれません。
本領発揮するのは、Perplexityと同じくGoogle Chromeの拡張機能で、動画という性質上「耳で情報を聞きながらタイピングする」などで情報を読む時間を短縮できます。

何かと便利なCanva
AIツールではないですが、デザインツールであるCanvaもデザインのみならずテキストや簡単なWEBサイトまでできてしまうほど多機能になっています。
とはいえ、画像生成AIが組み込まれていたり、豊富なデザインテンプレートがあったりと多くの用途で使用できます。
ブログのアイキャッチ画像、動画編集、ショート動画(縦型動画)の量産、画像の修正など本当に多岐に渡ります。
プレゼン資料のスライド作成はGammaなどの他の特化したサービスが台頭しているためやや劣勢ですが、そもそも1つの用途で使用するようなツールではないので使えるとかなり便利です。
関連記事:【SNS】ショート動画の内容をGPTで大量生産するプロンプトを例文付きで紹介
スライド作成AI Gamma・Irusiru

Gammaはプロンプトのみでスライド作成を行なってくれるAIサービスです。
日本と外国でプレゼンテーションの概念の違いがありややズレている感じは否めませんが、ワンプロンプトでそれなりに仕上げてくれるので、少し修正するだけでスライドができてしまいます。
日本式の紙芝居スライドに特化した日本製AI「Irusiru」も実践的に使用するスライドを作る面ではかなり扱いやすいですが、生成AIで爆発的に業務効率化を経験している身からすれば体裁を整えるなどの無駄な作業が多い気がしてくるのがネックです。
決して「Irusiru」が悪い訳ではありません。
関連記事:ChatGPTプレゼン資料作成用プロンプト|Canvaと合わせて業務時間を大幅削減
まとめ
生成AIを使った副業は、初心者の方でも比較的簡単に始められ、コピーライティングやWebコンテンツ制作、プログラミングなど、さまざまな分野で活用できます。
ただし、倫理面やセキュリティ、コンプライアンスなどにも注意を払う必要があります。
生成AIの技術を理解し、適切に活用すれば、高品質な作品を短時間で制作でき、副業としても大きな成果が期待できます。
はじめは不安に感じるかもしれませんが、着実にスキルを積み重ねていけば、生成AIを使った副業で大きな収入を得られるようになるでしょう。
そのためにも、生成AIを使いこなすプロンプティングを習得してみてはいかがでしょうか?
関連記事:プロンプト文例集「プロンプトパーク」の使い方・おすすめの人を紹介!
